英語学習日記を始めます。
ETLにご参加の皆さま
Kです。
皆さまが英語を毎日勉強なさっていて、その英語学習日記を毎日読むにつれ、僕も超刺激され、英語学習日記を綴ることにしました。よろしくお願いします。
最近、僕もネイティブキャンプでフリートークを繰り広げているところですが、何をやっているか? はい、僕が先生たちに文学や美術、日本文化論なんかをレクチャーしています(笑)
ある生徒を仮にX先生としましょう。彼女は大学で詩を研究していたようで、かなり難解な詩や小説の理論書「構成の原理」なんかを記したエドガー・アラン・ポーをテーマに卒論を書いたそうです。小説の「ミステリー」というジャンルを創設したポーのこの書は実に重要なもので、その後ほぼすべてのミステリー小説家、そして詩人たちに直接的・間接的に影響を与えたと言っても過言ではありません。
その話で盛り上がり、ポーの詩学がフランス象徴詩の系譜に多大な影響を与えたこと、松尾芭蕉の俳句がフランスで発展した詩の理論でも説明できること、そこから〈音楽〉Musicとは何か、という話から画家マティスの名作《ダンス》なんかの絵画にも〈音楽〉が通底していることを講義しました。絵画にまったく興味のなかったX先生は、しかし、実に優秀な生徒、じゃなかった先生で(笑)興味深い感想をもらっています。今度、レポートを宿題にしようと思っています(笑)
先生なのに生徒、という。日本語がもはや破綻していますね(笑)
今朝はイラン人の先生とお話ししました。彼女はイランの大学で教鞭を執る傍ら博士論文を準備しているとのことでした。教育システムが専門とのことでしたが、僕も世界の教育システムについて専門的に調べたことがあったので、そのことを話すと驚き喜んでくれていました。
またイスラム教は強くアリストテレス、そして新プラトン主義の影響を受けていますが、新プラトン主義は西洋の神秘主義、もしくは密教と言った宗教にも直接・間接的に影響を与えているので最近興味を持ち始めた、と伝えたところ、そうそう、とうなずいていて、大変喜んでもらえたようです。
続いて教育システムの話では日本の初等・中等教育が6・3・3の12年であるのはアメリカの影響が強いだろう(イギリスは複雑なシステムで、旧植民地の国もその影響を受けている)という話から、日本は明治にいち早くアジアで近代化を成し遂げたものの、仏を焼いたのちに神々が宿る山や海といった自然を破壊し続けていること、つまり「神殺し」をしていることを伝えたところ、こちらも喜んでもらえたようでした。(宮崎駿監督『もののけ姫』がわかりやすいですね)
外国の文化を知り、このように交流すればすぐに打ち解けてくれます。皆さまも、ぜひ日本の文化や仕事のことなどを英語でシンプルに説明できるようになさってください。それはグローバルな異文化交流を行うのに、日本に住む者としての責務でもあります。
それでは皆さま、引き続きがんばって行きましょう^^