日英仏トライリンガル講師Kの英語学習日記帳

トライリンガル講師が日々の英語学習について語っちゃいます!

トライリンガルである、とはどういうことか?

Kです。

 

トライリンガル、つまり三カ国語話者というのは一体どういうことか? それを知るために、ネイティブキャンプで気になるセルビアの先生がいらっしゃったので予約受講してみました。自己紹介欄に、先生は英語とフランス語を話せると書いてあったからです。

 

 

先生はなんでも小学生の時から英語を勉強していて、高校からフランス語を始めたとのことでした。すると僕と同じ現象が起きているのがわかりました。

 

僕らの脳は不思議なものです。僕はフランス語を主体として活動していたのですが、外国人と話すとき、つまり脳がいわば「外国語モード」になると、例えそれが英語で会話していたとしても、頭の中に真っ先に浮かんでくるのはフランス語なんです。それから急いで英語に翻訳して話すのですが、時々勢い余って英語にフランス語が混じってしまいます。

 

スペイン語を話す日本人の友人も同じで、英会話なのにスペイン語が真っ先に思い浮かぶそうです。

 

そのことを先生に伝えたら、先生も同じらしく、フランス語を話すときは英語が思い浮かんだり、英語を話してフランス語が混じったりしてしまうそうです。例えばkitchenをcuisineと言ったり。

 

脳が第2言語を話すときは、自分にとってのメジャー第2言語を話すようになっているのでしょうか? 僕は第1言語が日本語、第2言語がフランス語、そして第3言語が英語、そして第4言語がスペイン語(ただいま奮闘中)なのですが、スペイン語を話そうとしても、ついフランス語が思い浮かんでしまいます。

 

ちなみに先生はフランス語を少し忘れてしまっているとのことで、僕のフランス語を聞いて答えに窮して英語で答えていました。仏英会話!(笑)つまりフランス語を聞いて理解は出来るのだけど、フランス語での答え方がわからないということです。日本人が、英語は聞いてわかるけど話せない、というのと同じですね。話す習慣がないからです。

 

例えばフランスとイタリア、フランスとスペインの国境付近では、互いに母語を話しながら話が通じるという現象があるらしいですが、面白いですね。それを思い出しました。

 

いまスペイン語話者で日本語会話困難者にボランティアで日本語を教えているのですが、僕がスペイン語で日本語を教えられるとスペイン語を覚えるのも早いだろうな、と思っています。結局、話したが勝ちです。

 

そのうち、ネイティブキャンプの先生たちにフランス語レッスンをしようかと思っています(笑)